ニセコクラシック140km 完走
ロングロードレースには前から興味があり、今年はヒルクライム以外にも挑戦してみようと思い、ニセコクラシック140kmにエントリー。
クライマーの自分がロードレースでどのくらい戦えるのかかなり楽しみにしていた。
【レース前日】
GOCHIの谷さん、尾根幹のりく君と新千歳空港に8:30くらいに合流してレンタカーでニセコまで移動。
前日受付などを済ませ、TTもエントリーしていたGOCHIのひがしぃと現地で合流し、40kmほど試走する。
脚の状態は富士ヒルの時と匹敵するくらい、いい感じだった👌
距離の長いレース前日ということもあり、みんなモリモリ食べまくる。
僕も味噌汁4杯、ご飯4杯、おかず2杯食べておく。
りく君はイキリキッズだったのか、「ぼくご飯5杯はいけますよ」とか言ってたのに3杯で死亡していた( ◜௰◝ )
その後、コンビニのトイレに篭っていました^^
谷さんと相部屋でゼッケンとかつけたりしながら21:30には寝る
谷さんはどうやらベッドから落ちたらしい( ̄▽ ̄;)
そして僕は疲れていたのか、いびきがうるさかったと自分でも薄々気づいていたが、谷さんに迷惑かけてしまったかも🤣🤣🤣
【レース当日】
3:30に起床
熱いシャワーをさっと浴びて5:30に出発
レース会場まで自走で10分かからないので割とゆっくり出発できた
会場に到着しトイレなどを済ませて6:40くらいにレーススタート
〇レース
◤スタート~ニセコパノラマライン山頂
レースがスタートし、初めの7kmはパレードラン。
このパレードランで全年代カテゴリーを合流させた上でスタート
初めの5kmほどの下りはなんなくこなし、スタートから約38km地点でニセコクラシック初めの難関「ニセコパノラマライン」に差し掛かる
距離約20km、獲得標高700mの山岳区間
パノラマラインでは先頭までジャンプアップ
紺野さん、森本さんなど有力候補などと先頭をローテしていく
向かい風が強いので、なかなかペースが上がらず集団も割と大きい
前で数人逃げていたが、このパノラマラインで吸収する
パノラマライン後の下りは長いのでパノラマライン登りである程度の補給は済ませておいた
スタートから60km地点の山頂を大集団のまま通過し、長いダウンヒルへ
◤ニセコパノラマライン山頂~ラスト35kmのアップダウン区間
スタートから80km地点でニセコパノラマラインの下りを終え、ここから約25kmの平坦区間へ
この平坦区間の途中にある補給ポイントでボトルを捨て水入りのボトルを受け取る
同時に補給食もとり、ラムネも半分ほど食べておく
ラスト35kmから始まる3回に及ぶ登りに備えて、ローテに2回ほど加わるが、その後は集団後ろに位置取り、脚を貯める
スタートから105kmの地点に差し掛かると、本当のレースがこの3回に及ぶ登りで始まる
◤スタートから105km登り~落車
スタートから105kmに差し掛かり、ここから約13km、獲得標高400mの登りが始まる
登り始めると同時に一気に先頭はにジャンプアップし、先頭を引いている森本さんに代わって先頭に立ち、350Wくらいで3分ほど踏んでいく
先頭交代してもらい、その後も先頭付近で登る
気づけば先頭集団は10人?(同カテゴリー4人)になっていた
かなり脚は回っているし、まだかなり余裕があったので表彰台の可能性が見え始めた
その後、一旦勾配が緩み再びキツくなるところで紺野さんがアタック
もちろん全員反応する
スタートから120km地点で山頂を迎え、下りに差し掛かる
下りは先頭から3番手あたりで下る
スタートから125km地点の右コーナーで森本さんのラインをトレースしてコーナーを抜けるとライン上に70km参加者が単独落車していた
70km/h近く出ていたので
「あ、無理だ避けきれねぇ・・・」
と悟った瞬間、
転がっていたバイクにぶつかり前転
谷底に叩き落とされ、背中から着地
痛みとか全く気にならず、すぐに起き上がりバイクを探すが見当たらない・・・
140kmで落車した人は、他に2人いたようだ(1人は高岡さん、もう1人は5箇所骨折した様子)
バイクを探していると谷底3mほど下に落ちており、モトバイクに取るよう頼み引き上げてもらう
バイクは壊れてない!!!
乗れる!
しかし時間が経ちすぎていたことに気づき、気持ちが完全に切れてしまいのんびり下る
「あぁ・・・終わった・・・」
めちゃくちゃ悔しくて何度ハンドルを叩いたことか・・・
放心状態で漕いでいたらチェーンが突然切れてしまう
落車の時の影響か・・・
どうすることも出来なくなり、トボトボと歩いていく
ラスト10人のところまで残り、カテゴリー表彰台の可能性もあり、脚もかなり残っていた中で落車・・・
目の前が真っ白になっていたところで、たくさんの選手に抜かれていく
知り合いの方などにも声をかけて頂いたり、応援していただいたりして、少しずつだが元気を取り戻す
その後も一生懸命に走る方たちを歩きながら見ていたら、いつまでも凹んでられないしせめて完走しないと!と気持ちを取り戻す
シューズを脱いで靴下で残り15km程をランニングする
脚は痛いし、腰は激痛だけれどとにかく関門に間に合うよう必死に走る
残り1kmを迎えると、沿道の人が応援してくれあたたかい気持ちになり、笑顔でゴール
なんとか完走はした!
レースは完走しないと記録として残らないので、とにかく完走はしたかった。
そのモチベをくれたのは、途中で応援してくださった知り合いの方や見ず知らずの選手の方々、スタッフ、沿道の応援のおかげですm(_ _)m
レースには負けましたが、色んな選手の戦いを見ることが出来ました。
完走を目指す選手、仲間と励まし合いながら一緒にゴールを目指す選手、関門ギリギリで粘る選手。
色んな選手の頑張りを間近で見て、気づけば僕も応援したり余った補給食を渡そうとしたりと笑顔になっていました🤣
【振り返り】
集団の人数を絞る展開にも加われ、後半25kmまで脚をしっかり残して表彰台の自信があったレースでしたが、残念な結果に終わってしまったことは正直めちゃくちゃ悔しい・・・
しかし、ロードレースに落車はつきもので、たらればしたところで何も得られないし、負けは負けなので来年のニセコクラシックでこの悔しさを爆発させたいと思う!
怪我はTwitterでも報告しましたが、
「腰椎横突起骨折」というものだそうで、
医者いわく痛みが出ないなら運動しても大丈夫だそう。
しかし今は私生活ですら親のサポートなしでは何も出来ない状態なので、寝たきり状態で安静にします( ̄▽ ̄;)笑
機材もSTI破損、チェーン破損とハンガーが曲がった程度でよかった🤣🤣🤣
応援してくださった方、心配してくださった方ありがとうございましたm(_ _)m
ご期待に応えられず残念ですが、来年のニセコクラシックで必ずリベンジ果たします!
今は治療に専念して、乗鞍に間に合えばいいなと思っています!
でも焦らずしっかり治すことが先決!
さてSTI壊れたことだし、これはdi2か( ◜௰◝ )←
ベッドで横になりながら壊れたパーツを何にしようか考えよう😊😊😊
【使用機材】
・重量 7.0kg
・フレーム S-WORKS TARMAC SL6 ウルトラライト
・ホイール ROVAL CLX50 WO
・タイヤ S-WORKS ターボコットン 26C
・空気圧 フロント5.5bar リア6.0bar
・コンポ クランクR9100P、ブレーキBR9100、それ以外はR8000(プーリーはCDJ様のビッグプーリーV3プラス)
・ギア比 フロント53-39、リア11-28
【エンジン】
・体重 56.0kg
・FTP 305W
【サポート品】
レース前日、40kmの試走や移動で脚に少し張りを感じていたので「リ・ソビームちっぷ シールタイプ」を太腿に多めに貼った。
「リ・ソビームちっぷ シールタイプ」の凄いところは1日貼るだけで張りが一気に抜け脚が軽くなる点
即効性が高く、レース前も重宝しています。
もちろん、膝痛などの痛みにも効果抜群です!
PS
今回のレースで同行したGOCHIの谷さん、ひがしぃ、尾根幹族のりく君には迷惑をかけてしまった
怪我した僕の代わりに、自転車積み込んでくれたり、荷物積み下ろししてくれたり、助かりましたm(_ _)m
本当にありがとう!!!!